2006年03月29日

武家の女性

3316210.gif武家の女性
山川 菊栄/著
岩波書店
文庫判 
630円
発売日:1983年4月16日
ISBN4-00-331621-5


 岩波文庫で「武家の女性」なんて素気ないタイトルなので、なにやら堅苦しい研究論文のように思えるが、それとは逆でかろやかな読み物である。
 これは著者が、幕末の水戸藩の武士の家に生まれた母の昔語りを聞き書きしたものだ。怒涛の変化に巻き込まれた水戸藩の変遷の中で、当時の武家社会の実際の生活が綴られていく。
 これは貴重な当時の記録であるとともに、何やらノスタルジーも感じさせる楽しいエッセイ風の読み物でもある。読み始めるとその柔らかな語り口、のどかな楽しさを感じさせる描写に引き込まれ、一気に読んでしまう。私は歴史が苦手なのだが、それとは関係なく十分に楽しめる本だった。続きを読む
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posted by adayabook at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション・歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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