2006年04月02日

夏目家の糠みそ

夏目家の糠みそ
半藤末利子/著
PHP研究所
2003/06
文庫判
ISBN: 4569579604


 夏目漱石の孫、半藤末利子による随筆集。
 タイトル通り、祖父の夏目漱石がらみのことがらを孫の視点から語ったエッセイであるが、この人は、ごく普通の主婦であって、漱石以外に取り上げられるテーマはごく普通。食べ物のこと、近所づきあいや夫との生活、若い頃の回想などが綴ってある。その感覚もごく普通なのだが、血のなせる生まれ持ったものなのか、夫(半藤一利)が小説家というのが関係しているのか、何となくセンスを感じる。何気ない中に、どこか読ませるものがある。

 私はこうした、女性による日常を綴ったエッセイというのは読むと退屈してしまうほうなんだけど、彼女のエッセイは楽しく読めた。
 特にすごい文章のうまさとか、斬新な切り口とかはないんだけど。続きを読む
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2006年04月01日

一言で言って、キモイ映画。「サイン」

サイン
2001年米
監督: M.ナイト・シャマラン
出演: メル・ギブソン, ホアキン・フェニックス, その他




 トンデモ監督の名をほしいままにするシャマラン監督のトンデモ映画。
 
 見渡す限りのとうもろこし畑が広がるアメリカの田舎町で展開する、一人の男の家族愛と喪失、信仰の物語。
 シャマラン一流の繊細な演出(鼻につく人もいるかもしれないが、私は見事な職人芸だと思う)で、カットバックを挟みながら静かに進んでいく物語には感動を覚えずにはいられない。
 主人公グラハム(メル・ギブソン)は、妻を亡くし、絶望のあまり神の存在を信じられなくなり、聖職を投げ捨てたもと神父。信仰を失った彼が、残された家族と寄り添い、心に光を取り戻すまでのストーリー…と言えば、感動的だが。

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posted by adayabook at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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